じたんだった彼のクリエのはなし。
Love-tune担は見ないことをオススメします。(言ったからね!!!!)
本当は名前が出来て、帰る場所が出来て、喜びたかった。
だって、萩ちゃんはひぷほが大好きから。 その頃から好きではなかったけど、その子達が集まると本当に嬉しそうな顔をするから。
それはもうあげられないから。
いや、オタクの私にあげられるものなんて何も無いけど。
いつもきらきらな気持ちをくれる萩ちゃんに何か返せたらってずっと思っていたけど、萩ちゃんの欲しいものはもう手に入らないし、それを一番わかっているのは萩ちゃんだと思う。
だからこそ、代わりに、じゃなくて、それ以上の場所が出来ればいいって思ってた。
それに、萩ちゃんはいつだって都合のいい数合わせだったし、いつだって準推されだったから。 それが悪い事だとは言わないけど、いろいろなグループがある中で、名前がある強みは萩ちゃんたちも感じていたと思う。
だから名前をもらって“舞い上がらない”“大事なのはこれから”って言ったのかなって考えたら、やっとスタートラインに立てたんだなって思った。
だからこそ、今まで隣にいた子がいなくなって、宙ぶらりんな気持ちのファンの心を奪うような、これがLove-tuneなんだっていうクリエにして欲しかった。
初日に入ったわけじゃないから、言う資格なんてないこもしれないけど、セトリは見たことある曲ばかりで、がっかりした。 あんなに名前がついたって喜んでいたのに、その程度なんだって。
もし、掛け持ちの子と合わせる時間が無かったって言い訳するなら、今すぐそんなグループやめたらいい。
なんて端的な意見は置いといて、私が冷めたのはその後。
二週間くらいあいてからのクリエ。
幕が上がると人数が増えていて、セトリも変わっているらしいと。
初めて名前のついた公演で、そんなに変更が出来るほど最初のセトリに思い入れが無かったのかと。
妥協できる程度のものだったのかと。
そんなものをお客さんに見せたのかと。
そして、迎えたLove-tuneクリエ。
正直チケット手放してしまおうかと思ったけど、文句言うには見てからじゃないとと思って結局入った。
一人のクリエは久しぶりで、周りは勿論Love-tuneを楽しみに来ている子達で、緊張はなかったけど、ビックリするくらい手が震えて、それをこらえていたら、暗転した。
幕に安井くんの手が映った。
たぶん周りもキャーキャーしてたし、Love-tuneポーズなんだと思うけど、
(そういえばお手洗いで若い子が同じポーズしてた)
それきょもちゃんのロックポーズやないか。と一人ツッコミを入れた。
幕が上がると、そこには四人ではなくて、もう一人、私が隣にいてほしかった子の姿があった。
嬉しくなんてなかった。
見たかった光景なはずなんだろうけど、違うって言葉が頭の中を占めていた。
何より、Love-tuneの四人は種類は違うけど、全員赤いジャケットを着ている中に、黒のベストに赤いインナーを着たもろちゃんの姿が、私に何かがぐさりと刺さった。
涙が出そうだったけど、こんなやつらに泣いてたまるかって思ったら余計に視界がぼやけた。
今、こうやって追加できるのに、だったらなんで初日からそれが出来ないんだって思ったし、それと同時に今まで、ずっと一緒に、少なくとも三回一緒にクリエやった仲間にどんな仕打ちだよって苛立ちしかなかった。
今までのバラバラのところから集まって、バラバラの衣装を着たクリエとは違う、意図的に作られた格差。
会場から出たくて逃げ出したくてたまらなかった。
たぶん通路横とかだったら帰ってたと思う。
そのまま五人で曲が始まった。
他の四人の配慮なんだろうけど、その曲はほぼほぼもろちゃんがあおっていた。
私みたいのが他にもいたのか、昼公演だからか、比較的声が小さかったら
「起きてんのかクリエーーーーーーーー!!!!!」
ってもろちゃんの叫び声がクリエに響いた。
眩しかった。その衣装以上の役割を果たしている諸星くんに軽率に恋しそうだった。
そこから、顕嵐さまと長妻が加わって、二人も黒系のジャケットに赤いインナーで
アーハイソウナリマスヨネーってテンションだった。
なんとか、萩ちゃん見に来たんだから、萩ちゃん見ないと!って思って見たけど
八か月ぶりのじたんを見て、あー萩ちゃんだー、しか感想が無かった。
感じるままに輝いてで、客席を歩きながらにこにこして、ちょっとふふんって顔して
前だったら、かわいいな、好きだなって思うようなところでも何も無くてもうダメなんだなーって悟った。まだ、前半も前半なのに。
コントで、もろちゃんがメインの特権のはずのモロさんが出てきて、
いつも隣でキャーキャー言いながら楽しくモロササイズしてくれる友達もいない中、
ジャニストのなにわ侍のパロディかよ、みたいな茶番が行われて、最後に仲間だろ、って言葉で締められて、どの口がそれを言うんだよって不快感しかなかった。
MC明け、他の人たちがいなくなって、ステージには緊張した顔でキーボードの前に座る萩ちゃんだけになった。
こっちまで緊張する空気の中、Heavenly Psychoを弾き語りする萩ちゃん。
萩ちゃんの歌声とぎこちないピアノの音しか聞こえない空間。
初めてクリエを任された時から見たかった、ステージに萩谷慧悟しかいない光景。
本当は自分が決めた曲を歌って踊る姿が見たかったんだけど、
これは最後に見れて良かったな。
最後の挨拶で、燕尾服を着て出てきた安井くん。
言葉だけじゃ伝わらないと思うからこの曲で少しでも伝わればと、
紹介されたA.B.C-Zの「LET'S SING A SONG」。
勿論、四人は燕尾服で、三人はベストのみだった。
もう理解する気もなかったから、何も伝わって来なかったけど
最後のいま歌うよLet's sing a songが初演のABC座と同じでなんだか懐かしくなった。
アンコールは相変わらずバンドで、相変わらずドラムに縛り付けられている萩ちゃんは好きじゃないなって思った。萩ちゃんが手にした武器なのにね。
私が入った公演におじいちゃん観に来てて、ステージ見てるのすらつらくておじいちゃんを眺めてたら、バンドとガツガツ踊るところは前のめりで見てたけど、他はそうでも無くて、おじいちゃんが求めているのは四人で、バンドだけじゃなくて踊れるグループっていつも雑誌で書いてあるフレーズ通りのグループなんだなって再認識した。
夏の暑さなんて弾くくらいに輝いている幼さの残った姿を好きになった。
めいっぱい汗をかいて、全力で踊って、必死にA.B.C-Zのサポートをする姿が眩しかった。
”SMAPを好きなJr.の子”から”応援したい子”になった。
初めて台詞をもらった舞台で、ゆらゆら揺れていた心を連れて行ってくれて”担当”と名乗るようになった。
慣れない”担当”が、当たり前になった。
これからも当たり前に”担当”でいると思ったけど、そうでもなかったみたい。
顔も、声も、歌も、キャラクターも、仕事に取り組む姿勢も、
甘やかされてるところも、自分には甘くないところも、多趣味なところも、
全部、ぜんぶ、胸を張って、外に出せると断言できる自慢の担当でした。
今まで、いっぱい幸せをありがとう。
Love-tuneの萩谷慧悟に幸あれ。